IIJが外気冷式の商用のコンテナ型データセンタを松江に稼働させた事に思う

IIJ(インターネットイニシアティブ)が、外気冷式の商用のコンテナ型データセンタを松江に稼働させたとの事。

コンテナ型データセンタとは、コンテナの中に、データセンタに必要なサーバ、電源、消化設備などを入れ込んだ設備。

建屋として構築するデータセンタに比べ、構築コストが安くすみ、構築期間も短くてすむため(数ヶ月のオーダー)、昨今注目されています。

又、欧米のサービス業者(グーグルなど)がデータセンタ構築に際し、コンテナ型のものを利用し、比較的安くデータセンタサービスを提供している事も、日本でコンテナ型データセンタが注目されるようになった一因だと思います。

日本では従来、コンテナ型データセンタは、建築基準法上の建築物とされるなど、コンテナ型データセンタを構築するには様々の規制がありました。

そのため、より安価により短期間で構築可能なコンテナ型データセンタは利用されず、結果として、データセンタ利用に係る費用が高いといった指摘もなされていたところです。

そこで、日本のデータセンタにおける国際的な価格対応力アップなどのために、コンテナ型データセンタを構築するに際しての建築基準法の適用方法などが検討され、2011年3月25日付けで国土交通省から、「コンテナ型データセンタに係る建築基準法の扱いについて」(国住指第4933号)と題する指針が出されました。

その結果、一定のコンテナ型データセンタは建築基準法上の建築物とはせず、構築に係る規制が一部緩和され、IIJがの商用のコンテナ型データセンタを松江に稼働させたというわけです。

「コンテナ型データセンタに係る建築基準法の扱いについて」(国住指第4933号)によれば、建築物とされないコンテナ型データセンタとは、

「サーバ機器本体その他のデータサーバとしての機能を果たすため必要となる設備及び空調の風道その他のデータサーバとしての機能を果たすため必要となる最小限の空間のみを内部に有し、稼働時は無人で、機能の重大な障害発生時等を除いて内部に人が立ち入らないもの」

としています。

ただし、

「複数積み重ねる場合は建築基準法上の建築物に該当する」

ともしています。

コンテナを複数積み重ねる場合は、なお建築基準法上の建築物としての規制を受ける事になりましたが、こうした規制緩和を通じ、データセンタ利用の費用が安くなればと感じた次第です。

尚、日立情報システムズやNECフィールディングなどでは、コンテナ型データセンタの構築・運用を請け負うサービスを始めているようですよ。


【ブログ内の人気記事紹介ページはこちら】
→(http://ka-teitenbiz.at.webry.info/201009/article_12.html

【ブログのトップページはこちら】
→(http://ka-teitenbiz.at.webry.info

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック